ジャニーズ事件を考えてみた。

週末は、現会員様のカウンセリングと新規の方の登録や個別説明会でした。

あなたはいかがお過ごしでしょうか?

リングザベルの会員様にいつもお伝えしている「傾聴力」。

【話す事が苦手】な方ほど、【聞く事も下手】それはご自身があまり話さない事によって、話し手の【して欲しい事】【されたくない事】が分からないから。

誰でも初めは上手に話せない。

どうして上手に話せるようになるのでしょう?

私は、幼少期に離婚した母を笑顔にしたくて、ある事ない事よく話す女の子でした。深刻そうな顔をした家族も、おかしな事を言うと笑うからホッとしたのです。実際求められていた事かというと微妙だったとは思います(-_-;)

結構自分が幼少期のトラウマがありながら育ったことには大人になってから気づきました。子供は順応性があるから、自分が他の子と違っていても比べたり出来ないし、良くも悪くも分別がつかない事が多いですね。

 

ジャニーズ問題も。

 

あの方がやらかしてきた罪の大きさと、それを明るみに出そうとはしなかった、犯罪と向き合おうとしなかった、長いものに巻かれ、見て見ぬふりで通り過ぎた大人たち、その陰で一体どれほど多くの小さな子供の心が深く傷つけられてきたのだろうと思うと、息子二人を持つ私としてはあんな右も左も分からない子たちに何をするのかと、とても胸が痛み憤りも感じました。

 

大人になるという事は、守るものも増え、良くも悪くも世間を知り、間違った事を間違っている。王様は裸なのだと言えなくなった物語の大人たちの様になってゆくのでしょう。そしてそれを正義だともするのでしょう。

それとは別にとても気になったのは、ジャニーさん自身はどんな幼少期を過ごされたのだろうということでした。

大抵の人間が頼まれてもやりたくない事を、なぜする人がいるのか?ジャニーさんを責める気持ちに加えてジャニーさんは、どうしてそんな不幸な人間になったのか?

両親に愛され恵まれ、ごく一般的な家庭で育った人でも、あんな大人に成長するものなのか?どんな幼少時代であれ、それを許す事は絶対に出来ないのだけれど、私はどうしてどこで人として曲がってしまったのか?それをやりたいという願望が生まれるモトになったのか?

誰だって生まれてきた時は、まっさらの状態で。何なら親を親よりも愛する。親をかばうし、守ろうとする。

私には父がいなかった。ただいないんじゃなくて、憎んでいた。母を苦しめた父の子供でもある私。私たちがいるせいで再婚出来なかった事を知れば、自分はここにいてはいけない人間だと感じた事もあった。

子どもの為に離婚はしてはいけない。それを強く思いながら、行動はいつも逆だった。母の歩いた道とは又違うけれど、自立の道を行った。

自分は結婚不適合者だと、いつしか結婚を諦めた。高校からの夢「結婚相談所」を開業した時、私はもう結婚しない、その分これから結婚して行かれる方に幸せになって欲しいと願った。出会いがない人に少しでも安心な出会いを提供し、その過程でサポートしてゆきたいと思った。

ある人が言ってくれた。

「決めなくて良いんじゃない?」

「結婚が夢だったんなら」

「結婚しないって決めなくても良いんじゃない?」

二度結婚し、二度離婚した。挫折ばかりの人生で、情けなくて、ほおり出したくなった。でもどんな風になっていきたいのか考えた。本当の自分の望みと向き合った。過去でも経験でもなく、ただこれからの自分が本当に欲しい未来。

「あったらいいよね」

「こんな風になれたら良いよね」

会員様にも書いてみて欲しいって伝えた。

「今までずっとこんなんです…」

今まではそうだったかもしれない。けれど…これからもそうだという根拠には絶対にならない。

新しい自分に新しい未来に、私たちはいつでも白紙に戻って、やりなおせる。そしてそれを信じた者にしか、それを信じて行動した者にしか、見えない未来があるから。

 

「やってみたいと思っていても、行動すらしない人もいるんだよ。そんな人は出来るか出来ないかの結果も分からないままに死んでゆくんだよ。やってみた人には結果が分かるんだよ。大抵の者はやってみないから成功もしないんだよ。出来るかどうかは大きな問題じゃない、してみるかしてみないかが大きな問題なんだよ。だから、してみたら良いよ。」

むかしむかし、私が結婚相談所を始めようか、出来るものか?悩んでいた時に言ってもらった言葉です。経営者の大先輩ですね(#^.^#)

 

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