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もくじ

結婚相談所を始めたきっかけ

「高校生の頃の夢」結婚相談所を始めたのは「このままでは人生良くならない」「したいと思えるお仕事をしてみたい」ある意味開き直ってしまったと言っても過言ではなかったと思います。

当時シングルマザーで2人の子供と3人暮らし、製薬会社の正社員で働き毎月ギリギリの生活費で、とても子供達の為に将来の学費を貯める事も出来ない状態でした。

私は10代の頃と20代の頃に結婚と離婚を2度経験しています。

両親は離婚していて、小さな頃から父のいない家庭で育った私は、歳を重ねて手を繋ぎ一緒に歩く老夫婦の洗剤CMを見て結婚に過度な憧れを抱きました。

「結婚は夢を抱く者ほど離婚してしまう」期待し過ぎて、現実とのギャップを乗り越える事が困難になってしまう事もあるようです。

1度目の結婚は双方憎しみ合い、泥沼の離婚を経験しました。そこには私なりの正当な理由はあったのですが、自分の傷つく理由ばかりを見つけ受け取り、愛を上手に受け取る事も出来なくて、離婚を経験する必要もあったのだと思います。

2度目の結婚は話せばとても長くなるので省略しますが、簡単に言えば金銭感覚の不一致です。機会がありましたらお話しますが、いずれにしても冒頭で書いた様に、2度目の結婚があったからこそ、半ばやけくその様に開き直り、自分の好きな事をしてみたい!と「結婚相談所」を始められたのです。

「結婚相談所」を始めたきっかけにはもう1つ理由があり、当時7年勤めていた会社で、年に一度しかない昇給が500円だった事で大きな衝撃を受け、正社員だからとしがみついていても仕方がないと確信しました。

当時は大きな絶望を味わいました。

なぜなら子供が熱を出す度に解雇され、小さな子供を抱え大きな不安を感じ、ハローワークに通い続けて見つけた、当時たったひとつの会社だったからです。何がたったひとつだったかと言うと、小さな子供をあずける人がいなかった私には「土日休み」「残業なし」「延長保育に間に合う時間まで」でないと働けないという条件があり、それに合う職場は当時唯一。

パートでなく正社員での雇用にこだわり続けたのは、正社員であれば子供たちが大きくなった時に教育費も支払えると信じていて、シングルの手当てに頼って収入を落とし生活をする事は、長い目で見た時に自分が自立出来ないと考えていたからでした。

当時は23歳、一生懸命考えたとて、それくらいの知識でした。

それでも今となって思えば、辛い事や不都合な出来事は、全て自分の人生を良くするためのチャンスだったと思います。人生に良い事だけ起こる事などないでしょう。

何か予期せぬ事が起こった時には「この出来事は私に何を教えてくれているのかな?」と考えていて、その思考こそ「もっと現状を良くする」「強運になる」に繋がってきたと思っています。

結婚相談所を始めてから

当初は副業で始めた結婚相談所でしたが、「副業禁止」の会社の規則があり、地元の情報誌で紹介していただいたのを機に社長にバレてしまい、結婚相談所をやめるか、会社を続けるかのどちらかを選ぶ事となりました。

選択肢は「結婚相談所継続」ひとつしかありませんでした。

誰にも頼る事も出来ず、養育費もほぼ受け取れなかった私は、一旦生活費を確保するため、自由に動ける保険会社に籍を置かせてもらい、夜は皿洗いのバイトに行き、赤字で続けていました。

生活費を他の仕事で工面しながら結婚相談所を不安の中で2、3年続けていた頃に、「夢は楽しむ為のものであって、苦しい夢なら見ない方が良い」とおっしゃってくださった方がおられました。

そのお言葉を機に「私にとって生活費も、成長して行く子供たちの教育資金の確保も必要なのは確かな事だけれど、お金の為だけに結婚相談所をしている訳ではない」「頼ってくださる目の前の会員様のお幸せを一番に考えてお仕事がしたい」という所に立ち返る事ができ、「やりたい事」と「生活費、お金の事」を切り離して考えられるようになり、どんな状況であっても日々夢を見て、楽しく幸せに過ごす事に注力しました。

その頃、サポートさせていただいた会員様の口コミのお陰や「婚活ブーム」が重なり、来客が増えシングルマザーの私が結婚相談所一本で生活が出来るようになりました。

迷うことなく7年務めた製薬会社を辞めた理由は、私を信じて始めてくださった会員様が数名おられたことと、開業資金を10歳だった長男に借りていたからでした。結果的に子供達が希望する進路に対し高額な借り入れなどせず、大学や予備校にも行かせてあげる事ができました。

結婚相談所では成婚退会の時、会員様はみな「やってみてよかった!」「頑張って良かった!」「諦めなくて良かった!」とおっしゃってくださいます。そして口をそろえて「半年とか1年以内とかで決まるのは…ちょっと考えられないな…」とおっしゃいます。もちろん短期での成婚者もおられますが、皆が短期で成婚できるというのは、どんなプロ仲人や神業をもってしても難しい事です。

男女の出会いというのは常に自己肯定感を刺激されます。自分が無価値に感じてしまう事もあります。なぜなら誰でも案外断られるからです。そんなに短期間で何人もに断られたら、通常の人なら少々病んでもおかしくないと思います。想像以上に過酷な現状と向き合っています。

そんな時に頼りになるのは、「物事の受け取り方、考え方」です。

なかなか結婚が決まらない会員様を前に、私も一緒にしんどくなってしまう事もありました。どうしてそこまで罪悪感を受け取り苦しいのか?それは私が目の前の会員様の未来を、会員様以上の希望を持って、描き続ける事が出来なくなっていたからだと思います。何度も何度もお申し込みを繰り返し、やっと決まったお見合いに向かい、断られたり、やっと仮交際に入られたのに、もうプロポーズまでいったのに、その心を想うといつも胸が締め付けられている様に苦しくて、切ない思いで一杯になりました。

「こうすれば良いのに」「どうしてこうしないの?」「もっとはっきり話せば良いのに」「もっと相手の話しを楽しそうに聞いたら良いのに」そういう無理な押し付けを思わず口にしてしまう事もありました。

一生懸命励ましたつもりが「五十嵐さんは私を可哀そうだと思っているんでしょう」と言われてしまった事もありました。

やる気がなくなってしまった日もありました。

まだ目に見えない未来を提供するより、目に見えるものを提供したくなった事もありました。

心理学を習いに行きました。カウンセリングの基礎や仕方を習って、私が会員様と母子一体感を持ち過ぎてしまっていた事に気づきました。「どうして私の期待通りにしてくれないの?」「どうしてわかってくれないの?」「こうするべきなのに」「こんなことするべきではないのに」「もう時間がないのに」「色んな人に出会ってみるべきなのに」

私は私。会員様は会員様の人生。経験してこその学びや幸せがある。
辛い時やピンチがあったから、幸せな時を運んできてくれた私の人生の様に、良い出来事も悪い出来事もいつも表裏一体。受け取り方ひとつで私たちは今すぐにでも幸福になる事を選ぶ事が出来る。

会員様の未来、人生を信じてサポートさせてもらいたい。
会員様が諦めていても、私は諦めたくない。

結婚相談所への疑問を抱えて

20年近く結婚相談所をしてきたのに、正直きちんと向き合えていなかった事がありました。

「結婚したら幸せ」になれる訳でもない。
「独身が不幸」である訳でもない。
「結婚することにそこまでこだわる必要があるのか?」
そもそもの疑問でした。

「結婚出来なかったらどうするの?!」入会を急かす熱意も、「結婚!」「結婚は良いよ!」と言う情熱も「結婚相談所をしたい!」と考えていた当時の私は高校生でした。
結婚に2度パンチを食らった私の中では「結婚=幸せ」という方程式が成り立っていなかったのです。

結婚が決まった会員様を前にして、その先の人生までは背負えないと思っていたし、飛び跳ねるほど喜んで涙を飲んだのは、13年の婚活の末に結婚が決まった会員様の成婚の時だけだったのです。

人はいつでも幸せになれる。

自身の婚活

それでも「私もいつかまた結婚がしたい」と言っていたのです。

「自立していて結婚するメリットなんてあるの?私があなたなら、もう結婚なんてしないのに…」結婚している友人が口にしたこともありました。

1,二度目の旦那の苗字のまま死にたくないから。
2,結婚に失敗した女のままで終わりたくないから。
3,ひとりで人生を謳歌している母と同じ人生を歩みたくないから。

これが当時子育ても終え、婚活を本格的に再開した私が説明した「結婚したい理由」でした。今思えば…なんとネガティブな発言だったのかと我ながら恥ずかしく思います。

心理学を習い、小さな頃の自分や生まれた頃の事を思い出しました。そして、ずっと憎んできた父を手放す事が出来ました。苦しかった幼少期の事、少しずつ背負ってきた自分で握りしめていた、片親を憎み続ける事の心の重さから解放されて、初めて人の心というのはここまで軽いものなのだという事を知りました。

パートナーシップを築くにあたり、家族との関係は大きく左右する事が、歳を重ねた事で見えてきました。

今の私は、そばに誰かが一緒にいる人生がとても楽しく幸せなものだと素直に感じています。気を使い、思いやり、時にすれ違い、傷つけあう事もあるけれど、それでもまた歩み寄り、一緒に笑って美味しいものを食べたり、旅に出かけたり出来る事が、ひとりでは出来ない喜びだと感じています。

それは子育てにも似ていました。「面倒な事」が一番「大切なもの」だったのです。

パートナーシップの大切さ

パートナーシップは豊かな人生にはとても大切です。それは男女関係に限った事ではありません。

その為にはまずあなたがあなた自身とより良いパートナーシップを築いている事が必須になってくると考えています。

自分を好きでなく嫌いだったとしたら、そんなあなたを誰かが心から愛するという現実を想像できますか?

自分を愛する事、セルフラブが全ての土台に。

2度3度転んでも立ち上がり、より良い場所まで自分を運んでくれるのは、自分自身であって他の誰にも出来ないのです。

それなのについつい自分を責め過ぎて自爆したり、環境や他人を責め続けてみたり、ただ諦め現状を受け入れ、自分で選択出来ず、流れるままに命を削ってみたりしてしまうものです。

だから何かモヤモヤとした気持ちに囚われるのです。

会員様には自分を愛する努力をするようにと、その為にはこう考えて見たら?こうしてみたら?時にウザい程お伝えしています。今までそれで生きてきたのですから、何十年も培ってきた受け取り方の癖を簡単に変える事には違和感を感じるでしょうし、そんなこと望んでいない人もおられる事を理解もしています。

それでも、ありのままの自分を受け入れて愛してあげて欲しい。今をもっと楽しんで欲しい、リングザベルに来てもらった事で人生を謳歌出来るように、そのキッカケにしてもらえたらと願ってしまいます。

年齢を重ねても男女ともその価値は変わらぬものです。わたしもあなたもその価値は、自分以上の者も以下の者もいないのです。まるでモノサシで人を計るように、「婚活の市場価値が…」とおっしゃる言葉をとても残念に思っています。その歳にはその歳のあなたにとって相応しい、一生涯のお相手様がおられます。

次男も長男も小さな頃、よろよろと何度転んでも立ち上がり歩こうとしました。小さな頃はみんな何でも出来ると信じて失敗しても失敗しても、また挑戦しました。泣いたり笑ったり大騒ぎでした。そんな小さくて何も出来なかった小さな頃なら挑戦出来たのに、大きくなったらチャレンジできなくなってしまう。失敗したら恥ずかしいし、傷つくのもこわくて我が身を守る。

あなたがそこにいるだけで、価値ある存在なのに。

今日から毎日なるべく自分を愛する努力をし、今日から幸せに生きると決めること。
親友にかける言葉の様に、自分に励ましの言葉を与えてあげること。
それを頑張っていただきたいと、カウンセリングでは常にお伝えさせていただいています。

苦しい時に助けてくれた人

20歳前半、6帖一間で長男と暮らしていた私は、夜9時に寝かしつけた後、真っ暗で他の部屋がなく、浴室とトイレが一緒になった小さな空間で号泣していました。

自分の人生に悲観的になっていたのです。いくつもいくつも会社はクビになるし、恋人とも上手くいかないし…

そんな時に何となく鏡を見たら、鏡の中の私が話しかけてきたのです「面白い顔して泣いてるやん」「ぶさ可愛い(笑)」「でも頑張ってると思うよ」ってね。思わず笑ってしまって、それからたまに自分とも話すようになりました。

独り言、自己対話ですね。

その自分の声が割と色々と応援してくれるんです。「どんまい」「失敗してるのかっわい!」「スッテキ!」とか言ってね。そして孤独な時がなくなりました。「やってみたら?」「大丈夫だよ」と応援もしてくれるのです。

あなたは自分の中の声、聞こえた事がありますか?たまにすごくスパルタな自分をご自身の中で飼っている方もおられて、やたら厳しい言葉をかけてくるようです。もしも他人が否定的なことばかり言ってきたら苦しいですよね。なのに自分まで自分に否定的な事を言ってきたら、もっとやる気がなくなるようです。

あなたの声をよく聞いてみて、もしも否定的な言葉を感じたら、あなたの一番の応援団長に育てなおしてください。きっとこれから生きる上で素敵なパートナーになってくれます。

苦しい時に助けてくれるのは、他の誰でもない「あなた自身」です。不思議な様で、実は全く不思議ではない、とても現実的なお話でした。

願望実現の近道

【口で話す事、行動する事、心の中で真に思う事】

その3つの事に一切の矛盾なく進んだ時に願望実現はしやすいと思います。

結婚したいと言いながら、そこに近づかない行動を取ったり、自分も気づけないところの中で何かしらの結婚に嫌な思い込みを持っていたら、口では結婚したいと言いながら、結婚に向かわぬ行動を無意識に取ってしまったりします。

カウンセリングで素直に開示してくれる方もおられるし、何か握りしめていて他人の言葉など受け入れられない頑なな方もおられます。

いずれにしてもどの経験もいずれはご本人の宝になるものなので、その事も含め一緒に紐解きながら、【愛されて当然の私】【受け入れられる私】という、土台作りからのサポートも少しずつさせてもらいます。

それは婚活をしながら今を幸せに生きる為にも、結婚した後も、パートナーシップを築く上でとても大切な土台となります。

おわりに

また、世の中には「変わりたくない」人もいます。それはとても素晴らしい事だと思います。

とても綺麗な国、日本に生まれて、有り余る環境に身を置き、あらゆるものが自由に手に入る時代だからこそ、私たちは今日の空を見て、自分がただここに居る事に、幸せだと感謝する心も、何かを変えてゆく力も失ってしまいがちです。

何にしろ絶対諦めないで、自分自身から逃げないで、絶対に一緒に勝ちを取りにいきたい。誰に勝つの?自分の弱さに勝つのでしょう。
色々とお話し出来る日を楽しみにしています。

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