理解できない人の言動に振り回されないために|婚活中に出会う不可解な人との距離の取り方
婚活をしていると、不可解な人に出会うことがあります。
「急に連絡が来なくなった」
「なぜそんな言い方をするの?」
「こっちは真剣に向き合っているのに、相手は軽く流してばかり…」
真剣に人と向き合おうとする人ほど、こうした相手の言動に「なぜ?」と心を痛め、時には深く悩んでしまいます。
でも、そんなとき、ふと疑問が浮かびませんか?
「そもそも、こんな人のこと、理解する必要ってあるの?」
今日はそんな悩みについて、婚活カウンセラーの立場からお話ししたいと思います。
「理解しようとする」こと自体は、とても優しいこと
まずお伝えしたいのは、不可解な相手を理解しようとする姿勢は、決して無駄ではないということです。
それは、相手を思いやる気持ちがあるからこそ出てくる行動ですし、あなたの誠実さや人間的な深さを物語っています。
ただし、それが「自分の心をすり減らしてまでやるべきことか?」と言われたら、話は別です。
関わる「必要のある人」かどうかで判断を
理解しようとするか、距離を取るかの判断軸は、とてもシンプルです。
- 今後も関わっていく必要のある人か?
- その相手との関係が、あなたの人生にプラスになるか?
例えば、職場の上司や家族のように、完全に無視することができない相手であれば、ある程度相手の価値観や行動パターンを把握しておくことは、あなた自身を守ることにもつながります。
でも、婚活で出会ったばかりの相手や、関係が浅く、相手の誠実さに疑問を感じる人に対してまで、心の中で「どうして?」「私が何か悪かったの?」と悩み続ける必要は、まったくありません。
なんでもかんでも「理解しなくていい」と切り捨てて大丈夫?
ここで、「じゃあ全部理解しようとしなくていいんですね?」と、少しホッとしたような声が聞こえてきそうです。
でも、ちょっと待ってください。
たしかに、すべての人を理解しようとすると、心がもちません。
けれど、自分のために「理解しようとする価値のある人」かどうかを見極める力は、婚活においてとても大切な感性です。
ただただ「わからない人は切る!」では、逆に大事な縁を逃してしまうこともあります。
理解しようとしても、わからないときの考え方
不可解な言動の背景には、その人自身の「未成熟さ」や「過去のトラウマ」「価値観のズレ」があることもあります。
たとえば、愛されてこなかった経験から、自分を守るために冷たく振る舞う人もいます。
一見感情的に見える人も、実はただ自分の不安をコントロールできないだけかもしれません。
そうした背景を知ることで、自分が無駄に傷つかずに済むこともあります。
「その人の事情はその人のもの。理解できなくても、私の価値は変わらない」
まとめ:理解する「義務」はない。でも「見極める力」は育てていこう
婚活は、ただ相手を探すだけの場ではありません。
「どんな人と付き合うと、私は幸せになれるのか」を見つける旅でもあります。
だからこそ、すべての不可解な人に心を砕く必要はありません。
でも、何もかも「理解不能」で片付けてしまうのではなく、
- この人は、今の私にとって本当に必要な相手なのか
- 自分の心が疲れていないか
- 相手の未熟さに、自分が飲み込まれていないか
そんなふうに、自分の軸を意識してみてください。
最後に
理解できない人と出会ったとき、その不可解さを自分のせいにしないでください。
あなたが真剣に人と向き合っている証拠です。
でも、すべてを理解する必要はありません。
理解することで自分が前に進めるならそれもよし。
でも、理解しなくていい相手を、無理にわかろうとしなくていいのです。
婚活は「愛されること」だけでなく、「自分を大切にすること」も、ちゃんと学ばせてくれる時間なのですから